2015年8月 働く女性の川柳塾

当日は、簡単な川柳づくりのレクチャーの後、その場で席題(テーマ)が出て、参加者がつくりました。難しく考えず、まず詠んでみるということにチャレンジしました。
毎年発表されているサラリーマン川柳、今年の第1位は「皮下脂肪 資源にできればノーベル賞」、第2位は「湧きました妻よりやさしい風呂の声」。男性目線で、自虐的なオヤジの句ばかり。サラリーマンの、とうたいながら、そこに働く女性はいません。
よこの会メディア編集委員会が2014年5月からHPで発信を始めた「働く女性の川柳塾」。働く女性の視点や声を5・7・5の17文字に表現することに魅力を感じ、取り組んできました。最近では「私も川柳をつくりたい」という会員の声が聞こえるようになってきました。そこで実際に現代川柳をつくっていただく例会を企画しました。講師は会員で、川柳作家の田村ひろ子さんです。
現代川柳は、5・7・5の17文字で「自分」を表現する大人の文芸。ストレートに仕事をテーマにしなくても、働く女性がつくるならそれこそ、働く女性の生き方、働き方が表れます。平易な言葉で詠めばよく、季語もいりません。俳句が「情景」を詠むとしたら、川柳は「人」を詠みます。そう、「働いているわたし自身」「女性自身」を詠むのです。

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